| ニュース概要 |
| スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は11日、2007年版年鑑を発表し、軍備拡張を続ける中国の06年の軍事費が推定495億ドル(約6兆円)に達したことを明らかにした。この支出額は、初めて日本を抜いたことになり、世界では第4位、アジアでは最大規模となる。 |
| 06月12日報道 |
2006年の世界の国防費シェアは以下のとおり
米国は5287億ドルで全体の44%を占め、英国(592億ドル)、フランス(531億ドル)が続いた。次に、4位となった中国(495億ドル)、日本は5位(437億ドル)だった。
中国は国防費を毎年2ケタ台で増やす勢いで、前年比で言えば11・7%増であった。
国防費の詳細な内訳については公表されていない。装備の調達費や研究開発費は公表額に含まれていないとの見方が一般的とされているため、米国防総省「中国の軍事力の年次報告書」では、実際の国防費は公表額の2、3倍に上ると見積もっている。
米国さんの報告書も眉つばだが、中国が国防費を低く見積もって、拡大を続ける中国の軍事力に対する他国の懸念を牽制しているのは間違いないようだ。
中国の巨額の国防費は、いったい何にどれだけ使っているのか?
・軍主導による宇宙開発
2003年10月、中国は初めて有人宇宙飛行船「神舟」の打ち上げに成功した。秋の蚊のようにフラフラになりながら宇宙飛行士が宇宙船から出てきた衝撃的映像は記憶に新しい。この宇宙開発プロジェクトは軍が主導的役割を担っており、軍事面への応用を進めているのは確実とみられる。
[中国の宇宙開発予定]
2007年に、宇宙遊泳を計画。
2009年以降は、無人飛行により、無人衛星とのドッキングを計画。
2015年から20年ごろ、有人飛行での宇宙ステーション建設を計画。
・核開発
防衛庁の防衛白書によると、中国は1950年代から核兵器の独自開発を続け、核運搬手段としては、中距離爆撃機約百数十機、大陸間弾道ミサイルが約30基、日本を含むアジア地域を射程に収める中距離弾道ミサイルを相当数保有しているという。さらに、巡航ミサイルや新型弾道ミサイルの開発も進めているらしい。
・戦力
これまた、防衛庁の防衛白書によると、陸上戦力に関しては、兵力規模は百六十万人で世界最大。組織の近代化も進められている。
海上戦力は、艦艇約780隻(うち潜水艦約70隻)を保有。新型潜水艦をロシアから買い入れたり、新型国産潜水艦を積極的に建造しているという。
航空戦力は、空軍、海軍合わせ、約3,530機を保有。新型国産戦闘機の開発に取り組んでいるほか、ロシア製戦闘機の導入やライセンス生産を行うなど、近代的な航空戦力の獲得に努力している。
中国の軍事力拡大の狙いは?
・台湾との関係
中国は、台湾独立を狙う動きなどに強く反対する立場で、武力行使を放棄していないことをたびたび表明している。中国にとって、台湾の独立を狙う動き自体を抑止することに加え、将来、仮に、台湾海峡危機が発生した場合に、外国軍隊の介入を抑止できるほどの軍事力の保有が必要とされている。近年の国防費の大きな増額は、台湾への圧力が主な目的であると考えられている。
・米国との関係
また、中国は、米国のアジアにおける影響力の増大に警戒していると見られる。米国防総省「年次報告書」によると、台湾海峡に面する福建省などで台湾に向けて配備されているミサイルは700基以上とされ、台湾および背後に控える米国の軍事力への対抗意識を示している。
戦力の近代化ばかり進めているようだが、国際法を破ってまで、コピー商品をバンバン作ったり、日本の排他的経済水域(EEZ)での海洋調査活動をしたり、原潜で領海侵犯するなど、全部いけないことだと、中国にはしっかり認識してもらって、今後はモラルの近代化も努めて欲しい。


